2024/07/04 10:20
フェイクレザーやエコレザーとの違いが気になり調べてみました。
「環境に良い」とは何だろう。
植物由来で作られていると大きく書かれているので
ヴィーガンレザーは土に還る素材と思いましたが、
調べていくうちに、
植物由来の原料にプラスチック原料が
混ざっているものが大半だと分かりました。
ヴィーガンと付くと環境に良いと
安直にイメージしやすくなりますが、
プラスチックや化学物質を混ぜてしまうと
自然分解するのに数百年かかるそうです。
着なくなった服を発展途上国に寄付することや、
アパレル産業の大量生産、大量廃棄によって
アフリカが莫大な環境汚染に晒されてる現状。
そしてその大半が化学繊維で、
世界中から運ばれてくる廃棄物も莫大な量です。
積み上げられた大量のゴミは、
自然分解しないまま何百年もそこに放置されます。
今も毎日世界中から廃棄ゴミが持ち込まれています。
このまま大量廃棄を続けていくと、どうなるのでしょうか。
では、本革と合皮はどうか。
昔、ミンクや毛皮のファーコートが
海外のセレブの間で不買運動が起きた時に、
動物の本革レザーも悪と思っていた時期がありました。
毛皮は生きた動物から無理矢理引き剥がし、
痛みを伴う、虐待をしていたからです。
本革は食肉加工の過程で副産物として出た皮を使って
故意に動物の命を奪っていないを前提としています。
100%土に還るとしたら、
今は完全な悪と言えないと思っています。
合皮よりも耐久性が長く買い替える頻度が減り、
リペアをしたり違うものにリメイクをして
長く使っていくことが環境にも良いのではないかと思います。
また、プラスチック原料を使った合皮は、
加水分解するため、劣化が早いそうです。
買い替えるサイクルが早いということは、
廃棄の量が増えるということになります。
巡り回って動物や生き物の生きられる環境を
奪うことになっていないか、
どちらにもメリットデメリットがあるので、
自分の行動の先にどんか未来があるのか
を想像して、選択できたらと思います。
元々は肌が弱く、合金や化学繊維に
皮膚が反応してしまうことがきっかけでしたが、
長く大切に使うことや、自然に還るもの、
を意識するようになったのは、
年齢を重ねたからかもしれません。