2024/04/09 20:04
一つ前の記事、日食・月食のこと①の続きです。
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ノード軸上で起きる
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ノードは、太陽の通り道と月の通り道の交点です。
ドラゴンヘッドとドラゴンテイルという呼び名の感受点で、
ヘッドとテイルは必ず180度にあります。
この2つを繋いだ軸をノード軸と呼びます。
このノード付近で起きる新月満月が日食月食になります。
モダン占星術と古典占星術で様々な解釈がされていますが、
ノード軸の代表的な解釈は以下のもの。
・前世と今世の魂の目的
・人とのご縁を示す場所
・古典占星術では、
ドラゴンヘッド=金星や木星と同じ、または広がる・増える
ドラゴンテイル=火星や土星と同じ、または減らす
日食月食においてのノードはとても重要ですが、
前世やご縁と意味付けた途端に分からなくなるので、
ここでは判断方法として、
太陽がヘッドと重なると広がる・増える現象化が起きやすい、
太陽がテイルと重なると減らす現象化が起きやすい、
とざっくりと見て、この次の項と合わせて読みます。
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出生図のどのハウスで起こる日食月食か
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日食月食が、出生図のどのハウスで起こるかを見ます。
そのハウスの場所が、「生まれ直しの場所」になります。
▼各ハウスの示す分野
1ハウス 体、人格、アイデンティティ
2ハウス 自分で稼ぐお金、価値観、所有物
3ハウス コミュニケーション、兄弟、学習、地域コミュニティ
4ハウス 家庭、家族、ルーツ、安心する居場所
5ハウス 恋愛、想像力、子供、遊び、自己表現
6ハウス 仕事、健康、整理・管理、ルーティン
7ハウス パートナーシップ、結婚、チームワーク
8ハウス 共同事業、性的または財政的パートナー関係、契約
9ハウス 法律、哲学、旅行、海外、真実
10ハウス 成功、職業、社会的地位、目標達成
11ハウス 友達、サークルなど横の繋がり、希望、未来志向
12ハウス 潜在意識、霊的スピリチュアル、依存、内省
このハウスの示す場所と、先ほどのヘッドとテイルの増える減らす判断と合わせて見てみましょう。
ハウスの分野でリセットが起きたり無くなったり、または広がる・増える事象として現れるかもしれません。
(ハウスによっては目に見える程の事象が感じ取れないものもあります。)
これはあくまで見かけ上、そのような事象に見えるという意味です。一概に吉凶とは言えません。
必ずノードはドラゴンヘッドとドラゴンテイルとセットで考えるようにし、ヘッドの方向へ向かうのが自然な流れです。
テイルと重なる日食月食は、その前に減らすものがあるという風に私は解釈しています。
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最後に
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今回の牡羊座新月の日食、
私の出生図の8ハウスで起こります。
〈8ハウス 共同事業、性的または財政的パートナー関係、契約〉
8ハウスは共同事業や契約の他に、継承なども挙げられます。
太陽はドラゴンヘッドと重なるため、広がる・増えるという形で、新しく生まれ変わる、変化が起きると読めます。
実際はまだこれと言った事象が起きているわけではないですが、仮に事象として受け取るのであれば、他天体の配置から4月12日以降のような気がしています。
ちなみに、半年前の2023年10月15日の金環日食の時を振り返ってみると、イスラエルとガザ地区の戦闘が本格化した時でした。半年後の4月9日の皆既日食を迎えた現在、その状況はさらに広がりを見せています。
長くなりましたのでこの辺で。
時折り読み返して、気付いたことは加筆修正したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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